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スポーツ選手をめぐるタトゥーの是非

海外ではよく見かけるスポーツ選手のタトゥー

サッカー選手のメッシやネイマール、バスケットボール選手のレブロン・ジェームスなど、海外ではタトゥーを入れているスポーツ選手がたくさんいます。

NBA選手のタトゥーの情報を集めたブログ「NBAtattoos」によると、2015-2016年シーズンでプレーした選手の53%がタトゥーを入れています。

最も多いのがクリーブランド・キャバリアーズの73%。キャバリアーズ所属のJ.R.スミスは、顔を除くほぼ全身にタトゥーが入っており、リーグで最もタトゥーが多い選手としても知られています。胸には母親やイエス・キリストの絵柄が入り、家族の誕生日や亡くなった日、自分を奮い立たせるようなメッセージなどいろんなものが体に刻まれています。訪れたタトゥーパーラーは1,000カ所以上に及び、J.R.スミスは、「タトゥーはライフスタイル」とインタビューで語っています。

一方、タトゥーを入れていない選手として知られているのが、サッカーのクリスティアーノ・ロナウドです。世界で最も稼ぐスポーツ選手のランキング1位にも輝くロナウドは、慈善事業にも熱心。子どもたちのために定期的に献血を行っており、タトゥーを入れると献血ができなくなることから、入れないと決めているそうです。

タトゥーは隠すべき? 日本のタトゥー事情

海外と比べ、日本のスポーツ業界におけるタトゥーの認識はかなり異なっています。

ヤフーが2015年に「スポーツ選手のタトゥー、どう思う?」という意識調査をネット上で行ったところ、試合は隠すべきが68.6%(84,048票)、試合中も隠さなくてよいが31.4%(38,546票)という結果でした。

最近では、Jリーグの小林祐希選手が、初めて選出された日本代表の試合で、左腕のタトゥーをテーピングで隠して出場したことが話題になりました。Jリーグではタトゥーに対する規定はありません。

実際、日本代表を含む多くの選手がタトゥーを入れており、Jリーグの試合では特に隠していません。ただ、日本代表となるとさまざまな年代の人が試合を見ることになり、スポンサーのイメージなどにも関わるため、日本代表の試合では隠すよう配慮されているのかもしれません。

2015年、日本トライアスロン連合は、今まで国内の大会では隠すことを義務付けていたタトゥーを全面的に解禁する方針を決めました。「元々国際連合では制限しておらず、日本でもファッション性の高いタトゥーは市民権を得て来ている」ことが判断材料になったようです。

日本ボクシングコミッションのルールブックでは、「入れ墨など観客に不快の念を与える風体のもの」が入ったボクサーは試合に出場することができないと定めています。

しかし、実際には、腕や足、背中にタトゥーを入れたボクサーが試合に出場しているケースがありました。現在、日本ボクシングコミッションでは、こうしたボクサーに対し、ファンデーションのスプレーなどで隠すように指導しています。

日本プロゴルフ協会の会員倫理規定では、禁止事項としてイレズミ、タトゥーの禁止が以下のように定められています。

[会員倫理規定条文]

会員は入れ墨(いわゆる。以下同じ)をしてはならない。また、シールなどによる入れ墨類似なものについても同様とする。ただし、以下の場合を除く。

  1. 美容形成として眉毛に入れたもの(眉毛として認識できないと本協会が判断したものを除く。)
  2. 特別な事情によるものと例外的に本協会が認めたもの

前項2に該当する場合でも、会員として活動する際には、入れ墨の露出は禁止する。

2015年時点でイレズミ、タトゥーを入れている会員(ゴルフ選手)はいませんでしたが、今後もイレズミ、タトゥーのある人は会員に認められません。

海外のゴルフ界では、他の競技に比べればタトゥーを入れている人は圧倒的に少ないものの、有名選手でも何人かは入れています。その一人が、リッキー・ファウラー選手です。ファウラーは左上腕の内側に、大きく「田中豊」と入れています。豊は、ゴルフを教えてもらった日本人の祖父ユタカさんの名前であり、ファウラーのミドルネームでもあるそうです。

女子で世界ランキング1位になったニュージーランドのリディア・コ選手も、プロ転向後初めて優勝した日「2014年4月17日」のローマ数字のタトゥーを入れています。

五輪競技でもある水泳では、日本代表選手行動規範の中で、選手が遵守しなければならないことの一つに、「意図的な身体装飾(茶髪、ピアス、刺青(タトゥー)、華美なネイルアート等)は禁止する」と定めています。

同じく体操においては、日本体操協会では、国際大会でタトゥーのある選手が見受けられていることは文化や風習の違いとしつつも、日本においてはタトゥーを禁止する方針にしています。タトゥーを同じく、多くの人が不快に感じる奇抜な頭髪や服のきこなしも避けるように指導しています。

タトゥーに関する文化が異なる海外の選手と競うことになるスポーツ業界では、タトゥーの是非をめぐる議論がこれからも白熱していきそうです。

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