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アートメイクとタトゥーはどう違うの?

針を使って顔面に色素を注入し、眉や目元をくっきりさせるアートメイクが、ここ数年若い女性の間で人気になっています。アートメイクとタトゥーはどう違うのでしょうか?

数年で皮膚から消えるアートメイク

アートメイクとは、針を用いて人の皮膚に色素を注入することで、化粧をしなくても眉や唇などの色合いを美しく見せようとする施術です。「眉やアイラインがうまく描けない」「忙しい朝の化粧時間を短縮したい」「スポーツなどで化粧が落ちやすい」「加齢などの影響により眉が薄くなってしまった」という悩みを解決するもので、近年人気が高まっています。入れ墨メイクや永久メイクという呼び方もあり、アメリカではパーマネントメイクやコスメティックタトゥーなどと呼ばれることもあるそうです。

タトゥーの一種と言えますが、最大の違いは数年しかもたないことです。自然に見えるように皮膚にごく浅い色を入れるため、数年経つと薄くなるようになっています。

施術時間は1時間ぐらい。眉やアイライン上下にいれたり、アートメイクで入れた眉の修正をしたり、デザインホクロをいれたりする人が多いようです。1回目の施術は、麻酔クリームを塗ったあとに、メイク時・ノーメイク時の肌の色や髪の色、瞳の色に合わせて自然な仕上がりのアートメイクを施し、着色していきます。施術後は多少の赤みや腫れ感が出るために、腫れや炎症を予防する軟膏が渡されることもあるようです。2回目の施術ではデザインを再確認したあと、1回目と同様の施術を行い、しっかりと着色していきます。

アートメイクは人の皮膚に針などで色素を入れるものであり、危険性の高い行為であるため、日本では医師免許を有しない者が業として行えば医師法違反にあたるとされています。全国消費生活情報ネットワーク・システムには、アートメイクに関する危害が2006年から5年間で121件寄せられ、そのうち95%はアートメイクの施術をしているサロンやエステサロン等で行われ、医師免許を有しない者が行ったと思われる事例がほとんどでした。2014年には滋賀県の看護師が無資格で他人にアートメイクを施したとして書類送検される事件もありました。

こうしたトラブルを受けて、従来のアートメイクをより安全・安心なものにするために日本メディカルアートメイク協会が発足しています。メディカルアートメイクとは、「医療機関で行われる手術による傷跡、火傷跡、乳房再建跡への色素を入れるための行為」または「医療機関で行われる眉毛、睫毛の脱毛により希望される眉・目元などに入れる色素を入れるための施術行為」と同協会では定義しています。会員は主に医師、看護師、准看護師で、研究会や講習会、知識・技術向上の勉強会などが行われています。

アートメイクとタトゥーは同じ しっかりと認識を

国民生活センターでは、皮膚の浅い深いに関係なく、皮膚に針で色素を入れる行為という意味ではアートメイクはタトゥー(入れ墨)であると注意を促しています。「アートメイクはタトゥーとは違う」とか、「落ちないメイク」と記載しているサイトもあり、事例を見ると相談者がエステティックサービスの一種という感覚で気軽の施術を受けている傾向が見られると報告しています。

また、アートメイクは色素を皮膚に入れる施術ですが、どんな色素でもアレルギーを起こす危険性があります。業者のサイト等ではFDA(米国食品医療品局)が認可した色素を使用していると宣伝しているケースもあります。しかしFDAでは化粧品用としての色素は認可をしていますが、入れ墨やアートメイク用として皮膚の中に入れる色素を認可してはおらず、FDAもそのような誤解を与えるようなウェブサイトについて警告を発している、と報告されています。

アートメイクは本質的にはタトゥーと同じです。「落ちないメイク」「タトゥーとは違う」と言った広告の宣伝文句に騙されず、タトゥーと同じであることを認識した上で、しっかりとした医療機関を選ぶことが大切です。

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