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タトゥーがあったらどんな施設・場所が利用できなくなるか

日本では「イレズミ・タトゥーお断り」の注意書きが掲げられている施設や場所が少なくありません。タトゥーがあるとどんなことが規制されてしまうのでしょうか。

温泉・海水浴場などでタトゥー規制

日本の温泉施設は、1940年代からすでに「イレズミお断り」の貼り紙をするところがあったようです。1948年以降、各都道府県・市町村に青少年健全育成条例が制定されていき、一部の県の条例に「18歳未満の青少年がイレズミをする」ことが禁止条項として組み込まれました。

また80年代ごろから、暴力団関係者やイレズミのある人の入浴を断る温泉旅館も増えてきました。大浴場は多くの人が利用する場所です。共同浴場のクリーンなイメージを守り、他の人が安心して利用できるようにしたいという意図がその背景にありました。

1994年、暴力団排除を目的とした全国初の措置として、岡山県牛窓町でイレズミのある人の町営海水浴場の利用が禁止されました。イレズミをした人を見つけたら町職員が立ち退きを勧告し、聞き入れられなければ警察に通報するものです。これを皮切りに、全国各地の海水浴場、旅館、温泉などで、イレズミ客拒否の動きが広がっていきます。

2011年、兵庫県神戸市は「須磨海岸を守り育てる条例」を改正し、従来の条例に加えて「入れ墨・乱暴な言動で、他の者に不安・畏怖・困惑をあたえ、他の者の海岸利用を妨げることを禁止します」という項目が加わりました。須磨海岸では、「タトゥーを入れた人が多くて怖い」という苦情や音楽イベントに対する騒音苦情が相次いだため、市が健全化対策として改正に踏み切りました。海水浴場は、プールや温泉などと違って無料で利用できる場所です。それゆえ、このタトゥー・イレズミ規制に対しては、さまざまな議論がなされました。

2014年には、関東で人気の海岸エリア、逗子でもタトゥー規制の動きがありました。神奈川県逗子市では「安全で快適な逗子海水浴場の確保に関する条例」が可決。タトゥー・イレズミの露出ほか、海水浴場でスピーカーを使って音楽を流すことや、海の家以外での飲酒・バーベキューなどの禁止項目が設けられました。他人を畏怖させるようなタトゥー・イレズミは露出せずにシャツやタオルなどで隠さなくてはならないようになりました。「日本一厳しい」と言われる海岸規制条例で、罰則はなくても、度重なる注意に従わないと退去させられます。

人気の湘南ビーチ「由比ヶ浜海水浴場」がある鎌倉市でも、2014年に「鎌倉市海水浴場のマナー向上に関する条例」を制定し、他人を畏怖するタトゥー・イレズミの露出を禁止しています。鎌倉市によると、警備員による海水浴場での注意は、最も多いのが喫煙で、その次がタトゥー・イレズミ等の露出に対するものでした。この規制は「厳しすぎる」という声もありましたが、小さな子どもを連れた家族やお年寄りも利用しやすくなったと、支持する声が多いようです。

民間のプールなどでも規制

公営浴場では基本的に「タトゥー・イレズミお断り」の看板は掲げられておらず、規制もされていません。これは公衆衛生と公共の施設の見地から、内湯のない家や部屋に住む人々の権利を保障するためでもあります。市営、区営、町営のプールなどでは、ラッシュガードなどの着用を条件に入浴を認めているところが多いようです。

一方、民間施設での「タトゥー・イレズミお断り」の看板や規制は、施設の判断によっています。

三重県桑名市にある「ナカジマリゾート」では、「刺青(入れ墨)・TATTOO(タトゥー)のあるかたの御利用・御入場を固くお断りしております」と2008年からホームページ上で注意しており、さらに「入れ墨、入墨、文身、剳青、 黥、 刺青、彫り物、アートメイク・タトゥー等含む、洋彫り・和彫り問わず不可、ボディペイント・ファッションシールなど類似な物も不可」「Tシャツやラッシュガード、テーピング、サポーター、包帯等などで刺青(入れ墨)・TATTOO(タトゥー)を隠してもご利用いただけません」と厳しく規制しています。

日本最大級の流れるプールが人気の東京サマーランドでも2008年からタトゥー・イレズミのある人の利用を規制してきました。ケンカ等のトラブルが増え、多くのお客様に敬遠されるようになったことが原因のようです。このほか、利用を規制している施設には、福島県いわき市の「スパリゾートハワイアンズ」、北海道札幌市の「シャトレーゼ ガトーキングダム サッポロ」などがあります。

タトゥーを入れるかは個人の自由です。しかし、日本ではタトゥー・イレズミがある人は暴力団関係者とみなされる風潮が昔からあり、そういう人がいる場所は利用したくないと思う一般人が多いことから、タトゥーを規制する施設が数多くあります。

タトゥーを入れたら周りの人がどう思うか、もしタトゥーを入れたら身の回りのどんな施設を利用できなくなるか、などをよく考えてからタトゥーを入れるのが賢明といえそうです。

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